お客様事例
更新:2026-07-29 12:00
人事制度設計
役員報酬制度改定
評価制度改定

業界・業種
製造業 ※社名非公開
社員規模
300名
実施期間
4か月
提供サービス
人事制度設計(役員報酬制度・評価制度の改定)
クライアント企業は社員数約300名規模の製造業です。
近年のガバナンス強化要請の高まりを受け、役員報酬に関して以下の2点が経営課題として顕在化していました。
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役員報酬の報酬水準・報酬構成・決定プロセスの根拠が整理・明文化されておらず、株主や監督機能の観点から、役割・責任に見合う水準であることを対外的に説明しづらい状態でした。
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役員には利益責任だけでなく、重点施策の推進や組織づくりなど役割に応じたミッションが存在します。しかし、賞与が利益のみで決まる仕組みであったため、そうした貢献を評価しにくく、戦略や重点施策の遂行を促すインセンティブ設計になっていないという課題がありました。
これらの課題に対し、まずは以下の3つのアプローチで実態を分析し、論点と改定範囲を明確化しました。
1.実態整理:規程・運用の棚卸しを行い、報酬・評価の現状を正確に把握。
2.外部水準比較:同業・同規模を想定したベンチマーク調査を実施し、水準妥当性を検証。
3.ヒアリング:役員や関係者へのインタビューを通じて、不明確な箇所の特定と、期待される役割の言語化を実施。
これらのファクトに基づき、役位・報酬・評価を個別の問題と捉えず「一体で見直す」ことを基本方針として定め、制度設計に着手しました。
今後該当者が想定されない役位は廃止しました。さらに、会社法上の位置づけおよび正社員の最上位等級との整合性から、各役位の権限と責任範囲を再整理し、役割を明確化しました。
ベンチマークした外部水準との比較や、社内等級との年収差を踏まえ、標準達成時の役員賞与月数を増やすことで、外部競争力を適正に補正しました。
標準達成時の月数を見直す一方で、賞与が「業績指標の達成度」と「個人評価」によって変動する、メリハリのある決定方法へと転換しました。
また、役員評価を「会社業績」と「個人業績」のシンプルな2軸に刷新。当年度のミッションに応じた目標設定を行うことで、利益以外の成果(重点施策の推進など)も評価対象とし、戦略実行を後押しする仕組みとしました。
本プロジェクトでは、キックオフから約4カ月というスピードで設計・合意・説明までを完了させました。 報酬水準・構成・決定プロセスの判断基準と算定ロジックを明文化したことで、ガバナンス観点での透明性と説明耐性が飛躍的に向上しました。
また、役位定義を再整理したことで権限・責任の所在が明瞭になり、会社業績×個人業績の2軸評価によって、戦略実行を促すインセンティブ機能が強化された役員報酬・評価制度への刷新を実現しました。
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